本番に弱い自分の治し方 〜チョーキング、イップス対策の心理学
評価値 | |
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マイリス率 | 3 |
本編割合 | 4 |
有用性 | 3 |
総合 | 3 |
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前説 0:34-2:01
なぜ緊張で動けなるのか? 2:01-6:28
緊張を緩和する対策は? 6:28-10:37
今回のポイント
緊張によって本番で力を発揮することができなくなる現象をチョーキングと呼ぶ
同じように、例えば、プロゴルファーがその1パットで大きな賞金が決まるという時に、思うように動けなくなってしまうことをイップスと呼ぶ
最近の研究ではチョーキングは損失回避により起きるのではないかと言われている
小さな損失を恐れて大きな得を得るチャンスに手を出すことができない人のことを損失回避レベルが高い
損失回避レベルが高い人ほどチョーキングの現象を起こす可能性が高い
「勝ちたい」という気持ちよりも、「負けたくない」という気持ちの方が大きくなってしまい、そうなると自分の行動を止める方向にメンタルが向かってしまうので実際に行動が止まってしまう
損失回避レベルの高い人は、脳の線条体という人間の運動機能に関与する部位の活性度が低下する
つまり、失敗したくないと思うと僕たちは本当に体が動かなくなる
損失回避レベルが高い人はフェアな状況であっても緊張に弱くなってしまう
リアプレイザル(reappraisal:再評価・再鑑定):自分の今感じている感情を再評価して新たに意味づけする方法
スポーツなどの場合だと、自分はすでに勝っているところを想像して、これは自分のポジションを維持するための勝負だと考える