読むだけで決断ミスが減る小説

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判断能力が上がる本とは?! 0:00-4:26

意思決定能力と読書 4:26-4:55

ワイン 4:55-5:30

意思決定能力と読書2 5:30-12:28

どんな作品が効果的なのか? 12:28-17:08

今回のポイント

瑣末な決断は自動化して楽に生きる

できた時間で大事な決断や決断をするための準備に繋がる考える時間を大切にする

上等なフィクションや文学作品を読むことによって、効果的な意思決定が可能になるという結論が示されている

文学作品は個人の認知的完結欲求を下げる

認知的完結欲求:答えがないものや賛否両論なものよりも、結論が決まっているものを好む性質のこと

認知的完結欲求が低いと簡単に結論を出したり自分で決めつけてしまったりすることが少ない

上等なフィクションをたくさん読んでいる人は、この認知的完結欲求が低いので、そんな複雑な状況をちゃんと受け入れることができる

最初から決めつけて判断したほうが楽で、認知的完結欲求の高い人は、自分が最初に感じた直感を信じたくなる

つまり、一部のことから全ての判断をし、エラーの確率が高くなり判断ミスが増える

意思決定ができないという意味では、優柔不断も間違った判断にずっとしがみついてしまう人も同じようにエラーが出ている

即断即決がもてはやされるのはほとんどの人はこの認知的完結欲求を持っているので、自分が最初に決めつけて行動しようと思ったら満足してしまう

エッセイよりも短編小説を読む被験者の方が認知的完結欲求が低い

いろいろな情報は頭の中に入れておきながら、その情報が急に変わってしまうことも受け入れていくことが必要になるので、それが状況の変化に対応するトレーニングになっている

基本的には、簡単に結論が出なく問題を二分化しないような作品がいい

考察と解釈の余地が残るような作品の方が、判断能力を上げるための認知的完結欲求を下げる効果がある